【毛穴のスキンケアで悩む男性必見】正しく毛穴ケアをする方法

ふと鏡を見たら、毛穴が開いていた・・・そんな経験、ある方も多いはず。
今回は、そんな毛穴に関する肌トラブル解消のためのスキンケア方法と、毛穴のメカニズムについてご紹介していきます。
目次
毛穴の役割って?毛穴は人体にとって必要な部位の一つ!
スキンケアにおいて、気になっている人が多いであろう箇所の一つに毛穴の開きがあります。
一般的に、人がもっている顔の毛穴の総数は20万個とも言われていて、その数は生まれてから歳を重ねるまで、顕著に減ることはありません。
では、どうして毛穴は顔にそんなにたくさんあるのでしょう?まずは毛穴がもつ、私たちにとっても欠かせない大事な役割についてご紹介していきます。
1.皮脂の分泌
毛穴とは、医学的にいうと、「毛包」と呼ばれる部位のことを指します。
これはその名の通り、毛が生えるための穴のことなのですが、実はこの毛穴があるおかげで、顔は守られているといっても過言ではありません。
そんな毛穴がもつ大事な役割の一つに、「皮脂の分泌」があります。
毛穴の奥には、皮脂腺と呼ばれる、皮脂を分泌する器官が存在していまして、そこから顔に必要な皮脂が分泌されています。
作られた皮脂は、皮脂膜と呼ばれる膜を生成するので、それにより顔は空気中のほこりなどの外的要因から守られているのです。
皮脂、と聞くと「毛穴のつまりの原因なのでは・・・」と嫌なイメージを持つ方も少なくないかと思いますが、実は皮脂膜ができることで、余分な水分の蒸発を防止できますし、顔にとって必要な役割を果たす部位でもあるのです。
また、皮脂膜は乾燥からお肌の潤いを守ってくれるという役割も果たします。
毛穴から適度の皮脂が排出されることで、雑菌の繁殖を防ぐこともできますし、体内の老廃物を排出してくれるといった大事な役割もあるのです。
2.フェロモンの分泌
続いて、毛穴の役割の一つとして、フェロモンの分泌といった観点からご紹介していきます。
毛穴には皮脂腺ともうひとつ、アポクリン腺というものが存在します。
これは、顔の範囲内だと耳の後ろなどのみの存在するものなのですが、フェロモンを分泌してくれるという働きを持っています。
アポクリン腺と聞くと、わきがの原因としても名高いものですが、適度に存在することで、匂いを発することなく程よいフェロモンを分泌してくれることがわかっています。
このように、毛穴には顔にとっては欠かせない役割を果たしているのです。
毛穴の黒ずみの原因って何?
では、そんな大事な役割を持っている毛穴が、どうして開いたり黒ずんだりして、人々の悩みの種になってしまうのでしょうか。
まずは、毛穴の黒ずみの原因と対処法から具体的にご紹介していきたいと思います。
「なんだか顔の毛穴が黒ずんでいる・・・」、「毛穴パックをしても黒ずみが取れない・・・」、こんな悩みを持っている方々は、少なくはないかと思います。
毛穴の黒ずみの原因となりうるのは、主に毛穴に角栓が詰まっているか、メラニンのせいか、うぶ毛のせいの3パターンに分かれます。
最初に毛穴に角栓が詰まっている場合についてご紹介していきます。
1.角栓が毛穴に詰まっている
よく、毛穴に詰まっているものが、皮脂ばかりだと勘違いしている方もいますが、実は毛穴に詰まって黒ずみをも引き起こす原因となるのは、皮脂ではない場合が多いです。
本当に毛穴に詰まっているのは、「角栓」と呼ばれるもので、これは7割がタンパク質である古い角栓で、残り3割が皮脂なのです。
また、毛穴に角栓だけでなく、汚れが詰まっている場合もあります。
どちらにせよ、触ってみてざらざらという感触がすれば、それは毛穴にいずれかが詰まってると場合が多いです。
特に毛穴のうろ済みが気になりがちな顔の部位として、鼻を挙げる方も多いかと思います。
それもそのはず、鼻は顔のほかの部位よりも毛穴に皮脂線が多く、皮脂をたくさん出すのです。
したがって、毛穴につまりの原因が起きやすく、詰まった毛穴が広がることによって、その影で毛穴が黒く見えることもあります。
また、実は毛穴の黒ずみの原因となりやすいものの一つとして、過度の洗顔があります。
メイクをしっかり落とさなかったことが原因で、毛穴に汚れが詰まってしまって、黒ずみとなってしまうことも多いのですが、実はしっかり洗顔をしている、という人にも毛穴のつまりが起きやすいのは、この過度の洗顔が原因であることも多いのです。
では、どうして過度の洗顔が毛穴のつまりの原因となってしまうのかといいますと、しっかりごしごし洗いすぎてしまうことで、顔に本来必要な分の皮脂まで洗い流してしまうことが問題となります。
皮脂は先ほども述べましたが、顔をほこりなどの外的要因だけではなく、乾燥からも守ってくれるという大事な役割も持っているものです。
したがって、あまりに皮脂が顔から失われすぎてしまうと、乾燥のダメージを受けるほか、顔を守らなけらば、と皮脂が過剰に分泌されてしまい、余計な皮脂が顔に出てしまうことがあるのです。
2.メラニンの蓄積
続いては、毛穴の黒ずみの原因の一つとして、メラニンの蓄積といった観点からご紹介していきたいと思います。
このメラニンの蓄積によって生まれる毛穴の黒ずみは、いわゆる「毛穴ジミ」とも呼ばれる、シミの一種でもあります。
そもそもメラニンとは、肌トラブルの一つ、シミの原因ともなる要素の一つとして、あまりよい印象を持たれていないかと思います。
しかし、このメラニンも実は体に必要な成分の一つなのです。
メラニンを生成するメラノサイトと呼ばれる組織が、私たちの表皮の部分に存在します。
これは、紫外線を浴びることによってメラニンを生成することになるのですが、メラニンはそもそもこの紫外線から私たちの肌の内部などを守るために作られる、保護成分でもあるのです。
通常であれば、生成されたメラニンは、紫外線を浴びることが少なくなるとメラニンの生成も減りますし、また作られたメラニンも肌のターンオーバーによって自然と排出されたり消失します。
しかし、肌にターンオーバーが正常に働かなかったり、新陳代謝がスムーズに行われない場合、メラニンは肌にそのまま沈着し、シミや毛穴の黒ずみの原因となるのです。
またこのほかにも、自分の肌に合わない化粧品の使用などでメラニンが生成されることもあります。
その場合も毛穴の黒ずみやシミの原因となるので、原因がわかり次第対処が必要となってきます。
角栓のつまりを解消するためのスキンケアとは?
ただスキンケアといっても、毛穴の黒ずみを解消するためには効果的な方法は過剰に洗うことではありません。
では、どのようなスキンケアが効果的なのか、具体的に見ていきましょう。
毛穴の角栓は、皮脂とは違って温めて溶かすことはできません。
もちろん、原因が皮脂の場合は、温めて溶かすことが可能ですので、温めたタオルなどを該当箇所に当て、皮脂を溶かしてから洗顔という方法で皮脂を溶かしてきれいにすることができます。
一方で、毛穴の角栓を除去するためには、酵素洗顔などによる正しい洗顔が必要となってきます。
角栓の除去には酵素洗顔が効果的!
角栓とは、先ほどものべましたが約7割がタンパク質で、残り3割が皮脂となっています。
そのため通常の洗顔では、これらの角栓は完全には除去できない場合が多いです。
そこで、効果的なものとして酵素洗顔があります。
酵素の力でタンパク質や脂肪を分解してくれるので、古い角質、余分な皮脂などは、酵素洗顔で取り除くことができるのです。
また、これらの汚れを除去してくれることから、肌のターンオーバーを正常に治してくれる働きも期待できます。
その上、汚れが落ちた肌は、浸透もしやすくなるので、化粧水などが深くしみわたることも期待できるのです。
しかし一方で、酵素洗顔をあまりに頻繁に行ってしまうと、、肌のターンオーバーの周期を速めてしまう危険性もあります。
正常に戻すにとどまるならば何の問題もないのですが、あまりにターンオーバーの周期を速めてしまっては、新たな肌トラブルの原因ともなりがちです。
したがって、酵素洗顔は週に2回ほどが適正だとされています。
また、比較的肌がきれいな朝よりも、汚れがついていがちな夜に、行うほうがおすすめです。
酵素洗顔を行う際は、きちんと泡立てて優しく行いましょう。
酵素洗顔料は洗浄力が高い為、あくまで泡で洗うのがコツの一つです。
流す際は、ぬるま湯で丁寧に行いましょう。
また、週2回ほどの酵素洗顔だけに頼るのではなく、毎日の通常の洗顔でも気をつけなければならないことはあります。
その基本的な手順をご紹介していきます。
1.まずは、洗顔をする前に、手についた雑菌を洗い流すため、しっかり手を洗いましょう。
手に雑菌がついていると、肌トラブルの原因ともなりがちです。
2.肌の表面をまずはすすぎましょう。
このすすぎ洗いをすることで、肌についていた表面の汚れを落とすことができます。
ぬるま湯で行うことがおすすめです。
このすすぎ洗いを行わないと、肌に直接洗顔料がついてしまうため、その摩擦で肌が傷ついてしまうこともあります。
しっかり行いましょう。
3.そうして、いよいよ洗顔料の出番です。
洗顔料は、しっかり泡立てましょう。
泡立てるのに、ネットなどを使用してもいいかと思います。
また、毛穴の黒ずみが気になりがちな鼻などは、指の腹でくるくると優しく撫でながら洗うと効果的です。
4.最後は洗い流しましょう。
泡が残らないように、しっかりとすすぐことが大切です。
十分に洗い流したら、清潔なタオルでごしごしではなく優しく押し当てるようにして水けをとるようにしましょう。
また、洗顔料を弱アルカリ性のせっけんなど毛穴に効果的なものを使ったり、ビタミンC配合の化粧水で引き締めるなど、さらに工夫も重ねれば効果は早く出るかもしれません。
毎日の洗顔で、特に気をつけたいのはすすぎの部分です。
すすぎは洗顔に使った時間の2〜3倍、回数にして約20回ほど行うことが必要となってきます。
また、熱いお湯ですすいでしまうと、皮脂がどんどん洗い落とされてしまいますので、ぬるま湯ですすぐことを心がけましょう。
洗顔後の化粧水は、たっぷりと肌になじませ、吸収させる必要があります。
一度手に取りたっぷり含ませたら、さらにパッティングしても効果的です。
また、毛穴対策の洗顔だけでなく、ちょっとしたアイテムでさらに毛穴に効果的にすることができます。
その一つが、保冷材です。
保冷剤といえば、冷凍や冷蔵のものを購入すると、多くは無料でつけてくれる、パックのものです。
その保冷剤を、凍らせておいて、洗顔後のひと手間として毛穴に効果的な手段となります。
洗顔後、化粧水や美容液をきちんとつけたら、毛穴の気になるところに、一か所数秒を目安に保冷剤をあてていきます。
気になるところをまんべんなく冷やしたら、完了です。
その後は、オイルやクリームで最終ケアを行ってください。
たったこの保冷材のひと手間を、欠かさず行えば、毛穴は小さく気にならなくなっていくことでしょう。
ぜひ試してみてください。
注意!間違った毛穴ケアとは?
最後に、使用方法によってはさらに肌トラブルを引き起こしやすい、危険な毛穴ケアについてご紹介していきます。
まずは、市販の毛穴パックです。
これは、体験してみると、目で見てシートの方に毛穴の汚れがついていて、なんだか毛穴のケアができたように関してリピーターになってしまう方も少なくはないかと思いますが、実は度重なる毛穴パックの使用はあまりお勧めできません。
毛穴パックは、その後の保湿などを適正に行えば、問題はあまりないのですが、実は余分な皮脂などをとってしまうこともありますので、あまり何度も続けての使用はお勧めできないのです。
毛穴パックを行う手順として、まず毛穴の皮脂を溶かすために蒸しタオルなどで十分に温めてから、たっぷりと水分を該当箇所に含ませ、毛穴パックを貼り、剥がした後もしっかり化粧水などで保湿すれば、問題はあまりありませんので、ぜひひと手間ですがしっかり手順を踏むようにしてみてください。
また、オイルマッサージなどで毛穴ケアを行う方もいらっしゃいますが、オイルは元来肌に必要であった皮脂まで除去して流してしまい、結果肌の乾燥をもたらすこともありますのでくれぐれも注意して行うことが必要となります。
正しいスキンケアで、毛穴レスを目指そう!
いかがでしたか?ご紹介した通り、毛穴のケアには、十分な注意も必要となります。
しかし、毎日のスキンケアにもうひと手間を加えることで、毛穴レスな肌に近づくこともできます。
ぜひ参考にしてみてください。